2011年5月10日

東北関東(東日本)大震災障害者救援本部に協力します

 3月11日の東日本大震災は、青森県から千葉県までの広域において甚大な被害をもたらしました。なかでも大津波と原発事故による被害は、今に至るも終わりが見えません。その中で徐々に復興へ向けての動きも活発化しています。障害のある人々への救援に向けて東北関東大震災障害者救援本部が立ち上がりました。全国連も全面的に協力します。

<活動主旨>

 この震災で被害にあわれた皆様、ご家族関係者の皆様のことを思うとき、心が痛みます。被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
 巨大地震に津波といった天災に加え、更に追い討ちをかける「人災」とも言える原発事故災害により、正に未曾有の大災害に見舞われた東日本。毎日各種の避難指示等が出されている中、障害のある人々がちゃんと避難できているのか、避難所で暮らせるのか、私たちは同じ障害のある仲間として、また支援者として心配は尽きません。
 私たちは今回の大災害で被災された多くの仲間(障害のある人々)に対して、大至急かつ継続的に必要な支援をすべきであると考え、このたび、東北関東大震災障害者救援本部を立ち上げました。今後、他のさまざまな団体と協力をしながら、私たちができる支援を全力を尽くして行います。
 私たちには阪神淡路大震災の被災経験や支援の経験があります。そして20年近くに及ぶ全国の重度障害者が地域での自立生活の確立を求め続けてきたネットワークがあります。こうした全国の仲間たちの経験や知恵を活かして有効な活動を展開していきますので、全国内外からの支援をお願い致します。

代表:中西正司(DPI日本会議常任委員、全国自立生活センター協議会常任委員)
副代表:牧口一二(ゆめ風基金)

〈呼びかけ人〉
DPI日本会議:三澤了、山田昭義、尾上浩二、奥山幸博、八柳卓史
全国自立生活センター協議会(JIL):長位鈴子、平下耕三、佐藤聡
東京都自立生活協議会(TIL):横山晃久、野口俊彦、今村登
ゆめ風基金:楠敏雄、福永年久
共同連:松場作治
地域団体:江戸徹(AJU自立の家)
     廉田俊二(メインストリーム協会)
障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワーク:北村小夜、青海恵子、徳田茂

【事務局】
「人材・物資等の協力申込」、「支援相談窓口」、「寄付金受付」等の機能を有する救援本部は、東京と大阪の2カ所で対応いたします。

〈東京事務局〉
全国自立生活センター協議会(JIL)内
〒192-0046 
東京都八王子市明神町4-11-11
シルクヒルズ大塚1F
専用電話:042-631-6620
FAX:042-660-7746

〈大阪事務局〉
NPO法人 ゆめ風基金
〒533‐0033 
大阪市東淀川区東中島1-14-1
TEL: 06-6324-7702
FAX: 06-6321-5662
Eメール: yumekaze@nifty.com
ホームページ:
 http://homepage3.nifty.com/yumekaze/